ちょっと前まで、1年半もの間、勝てない交渉を毎日罵声罵倒をあびながらひたすら続けていたことがある。
理由としては
・絶対的にこちらが悪い
・その交渉のネタに対して全く知識がなかった
・交渉に際しまったく権限がない
・権限がないうえに、トップにも上司にも、どこにも答えがない(妥協点がない)
なので、最初は交渉が嫌で嫌でどうしようもなかった。
ただその役を自分が引き受けるしか、やれる人もいないし、
やりたい人もいるわけがない。
そんなわけで体に異常をきたしながらも、土日をはさむと全て
忘れられる頭のわるさ(取り柄)もあって、なんとかこなしていた。
ただ途中から交渉が嫌ではあるものの、精神的には落ち着いて
交渉にあたれるようになってきていた。
そのポイントとしては
①交渉の本題とは別に交渉に価値を生みだせた
②交渉の本題に対して自分なりの答え(妥協点)を持てた
③得意な交渉相手と苦手な交渉相手を整理できた
④どんなにフルボッコになっても会社に帰ると味方がいて交渉結果がどうであろうと認めてくれた。
1年半の教訓として
①に関しては、交渉を重ねるうちに、特殊な知識を得れることに気がついたこと。
お金が絡むと、様々な人の本質、本性を如実に感じれて、こんな機会はめったにないと気がついたこと。
これが得難い知識と経験を得れると思えて、嫌な交渉に価値を生み出せた。
②に関しては、答えを持つと、結果、会社的には負けだけど、意図した答えになった時、
なんだか勝った気がする。
③得意な交渉相手=ビジネス的に理に適っている答えを持っている交渉相手=ビジネスをすべき相手だと気がついた
④実感としてやっぱり一人じゃ生きていけないし、逃げ道は必要です。
まとめ
交渉の内容を具体的にここでは書けないので、ようするに言いたいこととしては、どんなに嫌でフルボッコ確実な交渉でも、①と②で本題以外に価値を見出せば、まず交渉の席に着く事が嫌じゃなくなり、逆に楽しめて、交渉をすることで、③を見つけ出す絶好の機会だということです。
喧嘩した後仲良くなると言いますが、全員が全員喧嘩した後仲良くはなれない。
そもそもこちらを潰そうと考えている人もいれば、理に適わないことを言い続ける人もいるので、
いかに左手で握手して右手で殴り合える人を見つけるか、極端にいうと左手を出そうと
している人、左手の位置をいかに見つけるかが、負けない交渉力だと思う。
うーん。まとまってない。その瞬間、交渉の本題には負けてるんだけど、③を見つけられれば
ビジネス上は右手でなぐりあってるけど、左手を握れてるわけで、あとで負けを取り戻せると言いたいわけです。
それがある方の言葉を借りると、「戦わない取引先が増える=戦わない経営」につながるのではと思った次第です。
なんとなくわかってもらえるか心配なのと、書いてる内容に価値があるかわからないので、
価値のありそうな参考サイトを。でも言いたいのはまず負けない交渉術じゃなくて負けない交渉力。
負けない交渉術
http://diamond.jp/category/s-negotiation