Thinkpad x61にIntel SSD 520 Seriesを乗せてみた

結論から。早い。
再起動中にコーヒーでも入れるか。みたいなことができない感じ。

・今回試みた概要


  • 元のシステム構成が汚れすぎなので、新しいSSDにはX61の出荷状態から始める
  • 元WindowsXP、新しい環境もWindowsXP
  • 元のHDDは外付けUSBドライブ化する
  • SSDはIntel 520 Series 240G (Product Code:SSDSC2CW240A3K5)
  • X61はインテル G965 Express チップセットなので、それようのインテル チップセット・ソフトウェア・インストール・ユーティリティーの適応
  • Intel Solid-State Drive Toolbox.のインストール
  • インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーを適応 追記: インテル マトリクス・ストレージ・マネージャー入れればよかった模様(2012/05/02)
  • SSDのアライメント調整(Acronis AlignTool* -​ Intel SSD Edition使用 無料)
  • カスタムBIOSを適応してSATA-II 3.0G bps化
  • 使用前、使用後はやっぱり速度差気になるのでCrystalDiskMarkで手順毎に計測
あくまで深く理解せず、トライ &エラーでやってみて、問題なく動いてるレベルなので、
適応は自己責任でお願いします。


・純正のHDDからSSDへの交換の手順


  1. Intel SSD 520 Seriesと元のHDD用の外付けHDDケース(USB)購入
  2. Thinkpad X61のリカバリーディスクの作成
  3. SSDへの交換
  4. リカバリーディスクからのXPインストール(出荷状態)
  5. インテル チップセット・ソフトウェア・インストール・ユーティリティーの適応
  6. Intel Solid-State Drive Toolbox.のインストール
  7. インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーの適応
  8. アライメント調整
  9. カスタムBIOS適応 (2012/04/30)
  10. windows 7インストールとインテル マトリクス・ストレージ・マネージャー適応(2012/05/02)

1、Intel SSD 520 Seriesと元のHDD用の外付けHDDケース(USB)購入


カスタムBIOSを入れない場合には、SATA-II対応であるにも関わらず、1.5G bpsしか出ないらしく、
純正のBIOSのままでも、ある程度早くしてくれると書いてあったのと、インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーのおかげで、プチフリ(プチフリーズ)が起きないとのことだったので、Intel SSD 520 Series購入。
秋葉のTUKUMOで28,980円でした。バルク1000円安かったけど、5年保証付くとのことでこちらを購入。


元のHDD用の外付けHDDケースは、吸い出せればよかったので、玄人志向GW2.5SC-SU2 680円をクレバリーで購入。




2、Thinkpad X61のリカバリーディスクの作成


マシン以外が手元になくXPのCDとかついてたのかさえ分からないので、これしか選択肢がなく、
元のHDDのシステム状態で、先にリカバリーディスクを作成しておいた。DVD2枚必要です。
あ、そもそもUSBのDVD-Rドライブいります。リカバリーディスク焼くのとOSインストール(出荷状態)するために。
X61にする前のマシンからPCのドライブだけ抜き取っておいて、
これもグレバリーで外付け用ケース買ってUSBドライブ化してました。

ちなみにSSDにする前の速度はこんな感じ。いろんなサイト見させてもらったけどここまで
遅いサイトはなかったな。ディスクを99%使ってるのがいけないのかな。デフラグした記憶もないし・・・。



3、SSDへの交換


物理的交換はこのサイトの動画がわかりやすすぎた。


4、リカバリーディスクからのXPインストール(出荷状態)


この辺からは、参考にさせていただいたサイトがなければまったくわからなかっただろうと思う。
ブルースクリーンや真っ黒画面の連続。

SSDに変えてまず起動してみると、案の定ブルースクリーン。
しょっぱなのブルースクリーンはこれで解決。
BIOS(F2押しながら起動)のSecurity ChipをDisableに設定。


キーボートのEnterキー押すとサブメニューが出る。


続いては、そういえばリカバリーディスク入れてるのに、USBのDVDブートしてくれない。
ためしに、ブート順序はSSDより上だったけど、FDDとかよりも上に持ってきてみた。


リカバリーディスクのアプリ立ち上がって、アプリの指示に従いながら出荷状態に戻していく。
途中もともとついてるようなディスクを入れろと言われるけど、持ってない「いいえ」を押して
そのままリカバリーディスクを入れ続けていくと問題なくインストールされていく。

ただやっぱりXPを立ち上げる時には再度ブルースクリーン。
これは予想していて、BIOSのConfig → Serial ATA(SATA) で SATA Controller Mode Optionを「Compatibility」 に設定。


これで正常にリカバリーされてXP立ち上がります。

ここで計測。というかすでに体感的に早い。
そして、結果。何倍の速度だよ!!


5、インテル チップセット・ソフトウェア・インストール・ユーティリティーの適応


これはもともとインストールする気はなくって、インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー(以下 ラピッド )が適応できなくて、入れたら  ラピッド が適応できるかなっと思って入れてみました。
結果的には  ラピッド  はこれではインストールできず。
インテル G965 Express チップセット用 ユーティリティー(インテル® チップセット・デバイス・ソフトウェア (INF アップデート・ユーティリティー))

ただこの辺から.NET Frameworkないと駄目だと言われた。しかもどこかのサイトに3じゃないといけないと書いてあったので、一応.NET Framework3.0インストールしました。


6、Intel Solid-State Drive Toolbox.のインストール


これも ラピット が適応できない問題で、SSDのファームウエアあげれば行くのかなっと思って入れてみた。
ファームウエアアップデートなくって、これでも ラピッドはインストールできず。
Intel Solid-State Drive Toolbox


7、インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジーの適応


インテル ラピッド・ストレージ・テクノロジー
をダウンロードしてインストールすると「このシステムはインストールに必要な要件を満たしていません」といわれ続け、5、6、やってもだめで、諦めかけてたら、最後の砦2chにヒット。
ThinkPad X6xシリーズ(X60 X60s X61 X61s) ここの506さんと同じ現象。

語られてることが難しかったのですが、たぶんこういうことかなと解釈して、以下でうまくいった感じ。

追記:インテル マトリクス・ストレージ・マネージャー を入れればよかった模様
   この記事最後の項番10に詳細記載 (2012/05/02)

1.インストーラーじゃなく、直接ドライバ落としてきて、IDE ATA/ATAPI コントローラーのドライバーを自分で変更すればよいと。

2.デバイスマネージャーからIDE ATA/ATAPI コントローラーからドライバを更新する

いいえ、今回は接続しませんを選択

一覧または特定の場所からインストールするを選択

検索しないで、インストールドライバを選択

ディスク使用を選択

参照を選択

参照先は、F6ドライバを展開したなかのiaAHCI.infを選択

そうすると元の画面の下のほうにIntel Mobile Express Chipset SATA AHCI Controller と出てきてこれを選択

次に進むと警告が出るが迷わず「はい」を選択

これで再起動すると・・・・XP立ち上がらなくなる。迷えばよかったと思いつつ、元に戻すかと悩んでいて、そもそも、4、でSATA Controller Mode Optionを「Compatibility」 に設定したのはなんだ?と気づく。
Chipset SATA AHCI Controller を入れたのに、AHCI をやめてていいのか?と。
だめもとで、以下をAHCIに戻すと動いた!!


おし。早くなってるかな?
ラピッド適用前



8、アライメント調整

ラピッド適応するとしなくてもよい的なこと書いてあったけど、やってみました。
Vistaや7の人はやらなくていいようで、WindowsXPの人だけやらないといけない。

Acronis AlignTool* -​ Intel SSD Editionをダウンロードしてインストール
ツール立ち上げてnext押しながら、調整するパーテションを選択していく。
手順はここがわかりやすかった。

調整前 msinfo32.exeの結果

パーテション開始オフセットが32,256だと調整の必要あり


調整後 msinfo32.exeの結果

パーテション開始オフセットが1,048,576であればOK

またまた計測。
おお。Writeが全体的に向上。やっぱり調整したほうがいいんですね。


9、カスタムBIOS適応


上記で詳しく書いてくれていて、
から、2.22-1.03をダウンロードして、解凍後 \BIOS update\32-bit\WINUPTP.EXE を実行すれば
よいらしい・・・・。

ここで、最大の難関が。バッテリーが正常じゃないと実行されないみたい。
僕のはバッテリーがへばりすぎててエラー起こしているんです。

バッテーリー問題解決したら、追記します!

2012/04/30
ということでバッテリー来たので、BIOSアップデートしてみました。
まず、バッテリーはこれ買いました。ちょっと怪しんだけど、全然問題なし!
・IBM ThinkPad X60.X60s.X61.X61sシリーズの 40Y7003 対応充電池 8セル
http://www.amazon.co.jp/gp/product/B005LL0F0I/ref=oh_details_o00_s00_i00

結果はこれ。


すごい。早いっす。HDDの時と何倍だよ。w

ということで、実はwin7もほしくなってwin7も買いました。それもまた適応後に更新します。

10、windows 7インストールとインテル マトリクス・ストレージ・マネージャー適応(2012/05/02)

XPで動かないソフトも出始め、良い機会なのでwindows7 64bitを入れてみました。
導入直後の速度計測
微妙ですが、遅くなってるような、早くなってるような。
ラピッド適応されないはずなので、遅くなってると想定していたのでなんとも微妙です。

とはいえひとまずラピッド入れますかと、やってみるけど「このシステムはインストールに必要な要件を満たしていません」がやはりでる。
http://ma-ttari.blog.so-net.ne.jp/2011-06-07
上記サイトでは入ってるしな。っと思い正規品だからインテルサポートセンターに聞いてみた。
回答としては、「intelマザーボード+intel チップ+intel SSDなら動きます、他の場合はマザーボードメーカー(lenovo)に聞いてください」と、いやいやlenovoはサポートセンターへのハードルが高いんですよ。有償です!しか書いてないし。

というわけで、だめもとで、ラピッドの古い呼び名が、インテル マトリクス・ストレージ・マネージャー(以下マトリックス)で、lenovonのサイトにはマトリックスまではサポートしていた形跡あるので、マトリクッスをダウンロードして入れてみると、すんなり入った。
といわけで、そのあとに計測するとこんな感じ。

ラピッド入れたときと似た数値になりました。

参考サイト

http://techtech.mods.jp/wpt/20110605-2875
http://ma-ttari.blog.so-net.ne.jp/2011-06-07
http://fujinot.cocolog-nifty.com/blog/2010/12/thinkpad-x61sat.html
http://hw001.spaaqs.ne.jp/k-okada/computer/others/env_20110308a.html
http://zigsow.jp/review/25/84194/
http://d.hatena.ne.jp/Lansen/20100724/1279973697
http://logsoku.com/thread/anago.2ch.net/notepc/1324952057/