小さな会社(システム会社)の経理と原価管理

小さな会社の事務や経理はどうしてるんだろう?って会社始める前は思ってました。
全部委託すると高いんだろうし、自分でやるにも知識もないし、そもそもやってる時間ないよねっと。

他社がどうしているのかも知りたいけど、あんまりサイトに載ってないので、書いてみようかと。
経理で調べちゃうと、本気の経理ばかりが出てくる。財務諸表や仕訳や給与計算。
そこは、スタートアップにはやさしい(アドバイスも価格も)、会計士さんと社労士さんに任せてます。(笑)
http://www.lea-co.jp/

じゃー社内に事務作業はないかというとそういうことはなくて、契約書類は日々発生するし、
五十日(ごとおび)ごとに支払いも発生するし、キャッシュフローは押さえてないといけないし、
勤務時間の計算もあるし、利益や損失の原因も把握しないといけない。

ちなみにブログ筆者は、この後出てくる帳簿類をつけるのも、
事務作業も横で見てるだけです。(笑)
一応営業、開発、マネジメントなどなど普通のシステム屋なので、システム屋の仕事してます。
作ってくれた物をチェックしてるだけです。
お金に関する事なので、支払いが遅れたり、忘れたりは信頼も失いますし、
普通に足りなければアウトなので、日々売上アップや、システムのこと考えたい人がやってると、
アウトになる可能性は高いかと。すくなからず僕には向いてない。(笑)

人件費はかかりますが、システム屋が五十日(ごとおび)ごとに経理作業に時間を取られたら、
商売できないので、そこは任せる算段を早いうちから考えた方がいいと思うのが実感。
アルバイトでも、パートでも、もちろん正社員でも誰かに任せた方がいい。

で、本題。 
弊社社内でつけているものは以下の3つ
1.入出金管理表(現金出納帳) サンプル
2.プロジェクト原価管理表 サンプル
3.目標対比、通期予想 サンプル

1.入手金管理表
とにかくキャッシュフローを当月、次月は正確に、3ヶ月以降は決まった物を追記して、
ざっくりと3ヶ月先の資金は見える形が良い。
足りない時すぐには借りれないし、前払いの交渉も急だと相手も対応してもらえない可能性あるし、
ボーナス払う時もどれくらいキャッシュアウトしていいのか見えないし。
なにより僕らの精神安定上数か月先はみたい。今はキャッシュが落ち着いたので、精神的にも安定してきましたが。(笑)

2.プロジェクト原価管理表
これは利益がどれくらい出ていて、利益率はどれくらいか常にチェックするために必要。
オフィス費用や経費を按分するなどはまだやってないけど、小さな会社だと十分利益の構造がわかる。
受託なんて特に残業多くなったり、納期遅れたり、検収遅れるとあっという間に赤になるし、
次の見積もりに生かす元データとしては最適。ざっくり今後かかる費用もわかるし。
あとは、ボーナスや社員の評価の基準にもなるので大切。

3.目標対比、通期予想
これは売上の目標対比、通期であとどれくらい足りないのか、足りない分は月に按分すると
どれくらいなのか。
あたりまえなんだけど、目標達成には数ヶ月前から仕込まないと急激には売上は伸びないので、
経営会議の中では、2.と3.の表から、単純に目標との差を把握して、
どのプロジェクトにどう提案するか、現場でどういった動きをしてもらうのかを話し合う。
とはいえ、タイミング商売なので、大枠は上記で目標立ててるけど、日々の相談や指示が大事。
日々は2、3時間LINEでチャットしてることもしばしば。
どんな仲の良い経営者同士でも、意識のずれはすぐに起きるので。


まとめると、キャッシュフロー、利益、売上を把握するにはもちろん使うけど、
後からの分析に使えるデータとしてまとめておいた方がよい。
社員評価、見積りの元データ、季節的な売上変動、販売費及び一般管理費の割合なんかも
わかるし、なにより会計的な表より、自分たちの指標で管理してるのでわかりやすいし。 (笑)
株主いたり、投資したり、お金借りたりするとまた違った物も必要なんだろうけど、
地道にやっている分には、これで十分かと。